なんで倫理学
2024.10.15
ブログを読んでくださっている方の中で、広島大学文学部倫理学分野の学生さんがいらっしゃるかと思います(そう思いたい)。
みなさんって、なんで倫理学分野選んだんですか??(;´・ω・)
というのも、私よくこの質問されるんです。
「なんで倫理勉強しようと思ったの??」
「倫理勉強して何になるの(何の意味があるの)??」
「どういう内容の勉強するの??てか、そもそも倫理って何(;’∀’)」
とかとか。
ここからは、あくまでも私個人の経験、考えなのですが。
私は物心ついたころから高校1年生のころまで、あまり周りを疑ってこなかったような女の子です。
目の前にあるもの全ては当たり前のことで、すべて受け入れてきたと思います。
特に、人の意見には忠実に従う(?)、人の言う通りに行動するような性格だったので、先生や親とか大人の言うことは絶対に聞いていました。
本当になんのきっかけだったかは思い出せないのですが、高校2年生のころから「先生や親の発言や考え方に対して」疑問が出てきた時期がありました。
何がとは具体的には言いませんがザックリ言うと
「勉強第一、睡眠時間削ってでも勉強しなさい」
「あなたは真面目なんだからみんなを引っ張りなさい」
「大人の言うことを聞いておけば上手くいく」
「厳しく叱らないと、子どもは何も理解しない」
など。
上記4つ以外にも色々引っかかった発言はありましたが全ての発言に対して
「なんで??(;´・ω・)」
と思っていました。
なんで勉強第一なんだろう。
真面目はみんなのことを引っ張るべきなのか。私は辛い時も「真面目な子」でいなければならないのか。
大人の言うことはすべて正しいのか。
子どもは無能だと思われているのか。叱る以外に方法はないのか。
本当に色々です。
それから
高校3年生のときに、倫理の授業を履修して少し哲学者の思想をかじっただけで
見事、沼にハマりました。
キャ――――――(=゚ω゚)ノ
他の科目とは一味違う、「答えのない問いに向き合うこと」という要素に心を撃ちぬかれたんですかね。
(´∀`*)ウフフ
常識を疑ってみる。
今ある常識は、本当に正しい常識なのか。
そもそも常識とは何なのか。
目の前にあるものだけではなく、自分で何か新しいアイデアをつくりだしてみる。
それまでは大人が作ったレールの上を歩いていた感覚でしたが
自分で考えて行動することで少し生きやすくなった気はしています。
倫理学分野に入ってからというもの、
考えても考えても答えが出なかったり、答えが出たとしても反論されたりして
いやもうしんどいだけじゃん(#^ω^)
と思うことが多いです(笑)
ですが、議論を通して新しい考えを身につけたり自分が経験したことない世界を知ることができたりするのはやはり楽しいです。
現段階での、倫理学を学んでよかったと思うことは
もしも自分が傷ついたときや理不尽なことを言われたときに
ちゃんとした根拠をもって冷静に自分の意見を言えるようになった気がします。
多分。
今までは、何の疑いもなく言われたまま生きてきていたのに
さまざまな見方や考え方を想像しながら、人の意見も聞いて自分の意見にアドバイスをもらいながら
さまざまな考え方を吟味したうえで
生きる選択をするようになったと感じます。
真面目すぎると思いますが
倫理学は、自分の足で立って生きていくためのヒントを与えてくれている学問だと思います。
あ、これが本当かは分からないです。
倫理って本当に、なんなんでしょう(>_<)
もっと色々あると思いますので議論の余地がありますね。
本当に現段階での私の意見ですので
他にも考えていることがあれば(倫理学についてでも生き方についてでもなんでも)ぜひお話ししてくれればと思います!!!
近況