卒業論文発表会、開催!
2021.02.15
こんにちは!倫理学研究室のホームページのブロガー的存在、M1の百井拓未です!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、倫理学研究室では2021年2月、卒業論文発表会が行われました!!……と言ってもコロナ禍のため、例年とは違うスタイルで行われたんです。
まず衞藤吉則先生率いる衞藤ゼミでは、2月3日(水)の9:00~12:30に、Teamsを用いたオンライン卒論発表会が行われました。6人の学生さんが発表されていました。私も生で皆さんの卒論発表を聞いていましたが、各自が関心のあるテーマ・課題について全力で掘り下げている感じが伝わりましたよ…!ちなみに、気になる卒論のテーマは以下の通り!!
・「ワークエンゲイジメント論」へのビジネスエシックスからの要請とその機能的役割についての考察 |
・平和教育における原爆劇の有効性 |
・AIに倫理観を持たせることは出来るか —自動運転車における検討— |
・現代のいじめとそれを取り巻く環境についての考察 |
・現代における自他の関わりの在り方について —「いき」をきっかけとした考察— |
・災害時の倫理綱領について |
また、引き続き衞藤ゼミでは13:00~15:30の間、大学院生3人による修士論文中間発表会も開催されました!学部生の方にとっては、大学院生の発表を聞くというのは新鮮だったんのではないでしょうか。発表内容は以下の通りです!
・華字婦人雑誌『女声』における女子解放論 —フェミニズムの視点から |
・家庭教育における親の倫理的役割 —日本と中国における道徳教育観の比較を通して |
・Theory and Practice of Mindfulness マインドフルネスの理論と実践に関する研究 |
続いて後藤雄太先生率いる後藤ゼミでは、2月4日(木)の11:00~12:30に卒論発表会が行われました!倫理学研究室を広々と貸し切り、1人の学生さんが発表されました。気になる卒論の内容はこちら!
・エーリッヒ・フロムにおける倫理観 |
『自由からの逃走』で有名なフロム。私、百井はフロムの思想をあまり知らなかったんですが、「存在」「生」に焦点を当てており非常に活き活きとした躍動感のある思想で、非常に面白く感じました!
そして岡本慎平先生率いる岡本ゼミでは、7人の学生さんが卒論を書きました!その卒論はTeams上にアップされ、それを読んだ人が感想やコメントを投稿するという、オンデマンドシステムでした(2月2日から2月14日まで投稿可能でした)。新しい…!
卒論の題目は以下の通りです!
・人の容姿を評価の対象に含めるのは妥当か? —ルッキズムの再検討— |
・畜産と慰霊の倫理について |
・トマス・ネーゲルの利他主義 |
・アウティングとジェンダー・アイデンティティについて |
・現代カント倫理学から見る動物の権利論 |
・ハイトとグリーンの道徳心理学における他罰性の功罪 |
・ネーゲルの性愛の倫理についての考察 |
以上見てきたように、今年度の卒論発表会は三者三様の形式で行われたんですね~。
大変な情勢の中、研究生活の集大成となる卒論を完成させた皆さん、本当にお疲れ様でした…!!
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