近況

修士論文発表会!

2021.08.31

こんにちは!倫理学研究室M2生の百井拓未です!

蒸し暑い日が続きますね~。マスクを着けてて呼吸をするのが苦しくなる季節ですね(汗)

 

さて、2021年7月29日に修士論文発表会が開催されました!衞藤ゼミからは趙月さん・谷雲星さん、後藤ゼミからは木村敦子さん、合計3人の学生が研究の成果を発表しました!

 

まず、趙月さんの論文タイトルは、「家庭教育における親の倫理的役割 -日本と中国における道徳教育観の比較を通して」でした。生涯教育の基盤となる家庭教育。この論文では、家庭内の道徳教育で親が果たす倫理的役割について提起し、学校病理問題(いじめ、暴力、不登校)や心の教育の問題の克服を目指しました。

谷雲星さんの論文は、「華字婦人雑誌『女声』における女子解放論 -フェミニズムの視点から」でした。『女声』というのは、戦前の上海で発行されていたプロパガンダ雑誌です。この論文では、『女声』の主たる編集者であり中国側の工作員でもあった関露による記述や、一般の人々による投稿記事に着目し、『女声』に表れているフェミニズム思想の特徴を明らかにしました。

木村敦子さんの論文は、「絵本で考えるデス・エデュケーション -平和学習とともに-」でした。幼児への「いのちの教育」として、死生学を基礎とするデス・エデュケーションを絵本で導入することができるのではないか、ということを考察した論文です。研究のために木村さんは、広島県内の保育園・子ども園の蔵書調査をしたり、8月6日の平和学習の見学をしたりして、絵本によるデス・エデュケーションの可能性を提起しました。

論文の内容を発表している木村さん。

 

そして、このタイミングで博士課程前期を修了される御三方から、倫理学研究室に向けてメッセージをくださいました!

 

趙月さん(衞藤吉則ゼミ所属)

 倫理学研究室の皆様、こんにちは。衞藤ゼミM2の趙月です。
 この研究室で過ごした二年間は本当にあっという間でした。最初の自分は右も左もわからなかったです。先生たちがいろいろなことを教えてくださいました。衞藤ゼミの皆様からも貴重な意見をいただきました。心から皆様に感謝いたします。
 9月からは社会人として新たな道に進みますが、この研究室で過ごした2年間を忘れず、元気で前向きに仕事に取り組んでいきたいと思います。
 最後になりましたが、倫理学研究室の発展と衞藤教授をはじめ皆様のとご多幸をお祈り申し上げます。どうか皆さんもお元気でご活躍ください。
 ありがとうございました。

 

谷雲星さん(衞藤吉則ゼミ所属)

まず、研究室の先生方や皆様へ心よりお礼を申し上げます。特に衛藤ゼミの皆さんはいつも助言をいただき、本当にありがとうございました。修士二年間のおかげで、「研究とは何か」「どのように研究するか」など学部生時代の質問を解決し、さらに自分の研究を進めたいと思いました。これから博士後期に進学し、優秀な研究者になるために、より一層努力したいと思います。研究室の皆様、今後とも宜しくお願い致します。

 

木村敦子さん(後藤雄太ゼミ所属)

 倫理学研究室では、後藤雄太先生、岡本慎平先生の新しい視点からのご講義を通して、応用倫理学を幅広く学ぶことができて、とてもよかったです。また、各々の学生による、さまざまな研究について伺うことができて、たくさんの刺激をいただき、学びを深めることができました。

 そして、倫理学研究室には、中国からの留学生が多くいらっしゃるので、合宿では火鍋や中華ちまきを一緒に作り、旧正月には、みんなで水餃子を作ったりして、思いがけず中国料理を学び、とても楽しかったです。

 残念ながら、コロナ禍のため、修士課程の後半は、オンライン授業以外に、みなさまと交流を深めることができなかったのは心残りです。

 

私、百井拓未も、御三方には倫理学研究室での過ごし方を教えて頂いたり、美味しいお土産を頂いたりして、大変お世話になっておりました。

倫理学研究室のメンバー一同、御三方の今後のご活躍をお祈りしています…!

左から、趙月さん、衞藤先生、谷さん。撮影時のみマスクを外しています。

 

倫理学研究室のメンバーたちとパシャリ。撮影時のみマスクを外しています。

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