義村一仁追悼特集

義村一仁君追悼特集に寄せて

2018.09.03

平成20年度(2008年度)
大学1年生

4月3日 入学式。 学長の『広島大学入学を許可する』の宣言で、改めて広大生になったとの実感がわき、感慨深く嬉しさがこみ上げてきたと君は言いました。
授業開始、オリキャン参加等、期待と不安に満ちていたが、オリキャンはすべての不安を吹き飛ばしてくれ、素晴らしい仲間に巡り合えた感謝すべき場であったとよく話してくれました。
クラブ活動の話になった時、父は『ランナーズ』入部を勧めましたが、君はオリキャンが楽しすぎたようでした。
教養ゼミでは、『高校で倫理社会をやってなくてAOで倫理学コース合格はすごい』とみんなが認めてくれ、それまでの劣等意識が和らぎ、講義に対する自信にもなったと話してくれました。
体調を崩した時には、「先輩が通院に付き添ってくれた」「先生たちが親身になって対応してくれた」等の話をしてくれました。
周りの多くの方々に助けられ、大学が嫌になったことは一度もないと君は言っていました。また、オープンキャンパスの手伝い、アクセシビリティーセンターからの支援、多くの友人に出会えたことがとても新鮮で、心底・120%『広大生』になれて嬉しかったことをよく家族に話してくれました。


(厳島神社・宮島にて)


(倫理学研究室で新入生歓迎のお花見)

平成21年度(2009年度)
2年生

大学生活にも慣れ、ゆとりもできた半面、体調面がすぐれず一人で部屋にこもり、先生方、友人、家族を心配させた時期がありました。誰にも言いたくなかったことが一気に噴き出したのだろうと推測するしかないが…。
アクセシビリティーセンターの岡田先生からは、『おせっかいかもしれませんが』との前置で、連絡があったりしました。『おせっかい』ではなく『ありがたい』ことでした。
半面、オリキャングループとUSJへ行ったり、飲み会をしたり、カラオケへ行ったり青春を謳歌できたのもこのころが一番だったと思います。1月9日 奈良の『大神神社』の祈祷殿で成人の儀を行ないました。祈祷の中で、…義村一仁…世のため、人のため…とのくだりがあり、後で、「そのような人になりたい」と言っていました。


(広島大学アクセシビリティセンターの入り口)

平成22年度(2010年)
3年生

君から、「大学(アクセシビリティーセンター)でアルバイトをしている]と嬉しそうに報告のTelがありました。

5月7日.9日 従妹の結婚式で東京へ。「みんなお嫁さんもらっているけれど、僕には来ないだろうな」と、ぽつりと一言。青春期の悩みも相当あった時期でもありました。
9月17日.21日 新幹線の一人旅で念願の東京見物。叔父・叔母・従妹たちと、東京タワー、銀座、秋葉原、浅草、スカイツリー等を満喫しました。


(2010年スカイツリーの前で)


( 2010年従兄弟の結婚式にて)

平成23年度(2011年度)
大学4年

5月29日 大学院進学で君と結論を出しました。君は、何か吹っ切れた気持ちになって、「明日、衛藤先生に会いに行く」と。翌日、嬉しそうにTelがかかってきた。第一声は「大歓迎します」であったとのこと。
6月3日 君からTelあり、「昨日越智先生に話した」「衛藤先生同様、励ましてくれた」とのこと。今日は松井先生が、「支援を受けている学生で大学院へ進んだ例はないので頑張って進むように。倫理学はセンスの問題なので最適である。」と。君はセンスがあると言われたのを大変喜んでいました。
6月26日 『白熱教室IN広島大学』の収録(後日、放送)
1月14日 アクセシビリティーリーダー1級に合格。( 100人余受けて23人合格)


(キャンプの仲間と)

 
(ALキャンプ修了書)(AL1級認定書)

1月27日 16:00過ぎ大学院入試願書を提出(17:00までなのでぎりぎりの提出)
1月30日 卒論提出(本日締切) いつもヒヤヒヤさせる君でした。
2月10日 大学院入学試験
2月17日 合格 (先輩の院生2人が夫々、英語とドイツ語の特訓をしてくれたと言っていました。感謝です)
2月27日.3月1日 アクセシビリティーリーダーキャンプ(東京)
3月5日 アクセシビリティーリーダー1級授与式(君ともう一人の学生が挨拶、学長を前にして緊張し、汗びっしょりになったとのこと)
3月23日 卒業論文『ヒュームの行為論.共感とその可能性.』をまとめ、卒業式。背の高い友人と式場に入って行くのが見えました。

『みずほ福祉助成財団』と『小山基金』の奨学金は、君が大学院に進学することで、財団は大学院進学者に対する特例規定を適用、基金は理事会で規約を改定して下さり2年間の延長が認められました。本当にありがとうございました。

 
(卒業証書を手に)(卒業論文)


(倫理学研究室の卒業・修了生たちと一緒に 研究室にて)

義村一仁追悼特集